石巻焼きそばは、宮城県の石巻地方を中心に昭和25年ごろから食されている二度蒸し焼きそば麺を使ったソールフードを広くPRするために石巻茶色い焼きそばアカデミーが命名した焼きそばです。
ソースを練りこんでいるのかと勘違いしてしまうような調理前から茶色い麺で、水分をよく吸いこむ香ばしい香りが特徴です。
また、調理方法にも特徴があり主に出汁(だし)をかけ蒸しあげるようにして焼きそばを作ります。
そのほか、食する方がソース味はお好みでかけるという暗黙のルールがあり、古くから焼きそばを提供しているお店では当たり前のようにソースがテーブルに並んでおります。
石巻茶色い焼きそばアカデミーでは、この独特な茶色い麺と特徴を生かし、ソースを使わず出汁で蒸し焼きにするよう調理し、食べる方がお好みでソースをかけながら食べる焼きそばを「石巻焼きそば」と呼んでいます。
一般的な焼きそばは中華麺のような黄色い色をしておりますが、石巻焼きそばの場合それをさらに水で洗い、もう一度蒸し上げにしています。
この二度蒸し上げにる作業によって化学変化し、麺は茶色くなります。
石巻焼きそばの歴史はまだ正式には解き明かされてはおりませんが、石巻茶色い焼きそばアカデミーの有志によって解き明かされた情報を整理し、次のような歴史であったのではないか思われます
公募で決定されたキャラクターは頭上に目玉焼き、手にへら、箸を背負い、焼きそば柄の服の着た「石巻焼きそばの伝道師 ちゃちゃ丸」と決定しました。
これは石巻焼きそばを擬人化ものです。 なお、「石巻焼きそばの伝道師 ちゃちゃ丸」は石巻茶色い焼きそばアカデミーの登録商標で、会員だけがその使用を認められております。
特に漁業の町として栄えた石巻は、漁船に一般的な麺よりも保存のきく麺としてインスタント麺を食料として利用することが多く、この時地元の焼きそばの色と似ている「ホンコン焼きそば」というエスビー食品が製造・販売している袋麺型のインスタント焼きそばが全国的にも珍しく多く消費されています。
何十年も昔、とある水産加工会社が石巻地方で良く食卓に登る、独特の茶色いやきそばを商品化したことがあったそうな…。 ところが、石巻以外の地域では、「色が悪い」とか、「見た目が良くない」と、大変不評だったそうな。 そこで、クチナシの色素を使って白くしたのが、「東洋水産」とその「マルちゃん焼きそば」だったのである…という噂があります。 「マルちゃん焼きそば」といえば全国区の売上No1焼きそばです。 がんばれ石巻焼きそばっ!